電線の被覆を剥く装置にロボシリンダを採用いただきました。被覆を剥くワイヤストリッパーを最初はゆっくり動かし、最後は早く動かします。
エアシリンダでは、この速度調整が難しく、内部の銅線が切れて飛び散る可能性があるとのことです。
解説
- 1ケーブルの切断位置までワイヤストリッパーを移動させます。ワークによってむく長さが異なるため多点位置決め機能を使用します。
- 2ワイヤストリッパーでケーブルを挟んで被覆に切り込みを入れ、中の銅線をちぎらないように最初はゆっくりと引き抜きます。一気に引き抜くと銅線もちぎれてしまいます。
- 3途中までゆっくり動かした後、最後は一気に抜きます。ロボシリンダはこのような速度変更も容易に行なうことができます。