業務用食品缶詰にラベルを貼り付ける工程で、チョコ停の削減に成功した事例を紹介します。
設備概要:
(1) 傾斜がついたガイド上をノリを塗布した缶が回転しながら流れてくる
(2) 段積みしたラベルがシリンダで上昇
(3) ラベルの最上段部をセンサで検知して停止
(4) ガイド上を通過する缶にラベルが巻きつく
元々は油圧シリンダを使用した海外製の設備でしたが、油圧シリンダの位置決めが不安定で1日に2回ほどチョコ停が発生していました。一度設備が停止すると調整が困難で、ラインの復旧まで毎回30分ほどかかっていました、この油圧シリンダをロボシリンダRCP2Wに置き換えたことで、チョコ停がなくなり一日の生産数が96,000個から108,000個に増えました。(12,000個/時間の生産能力、一日9時間稼働)また、工程を電動化した事で設備周りを整理でき油汚れもなくなりました。
油圧シリンダを使った設備 | ロボシリンダを使った設備 | |
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チョコ停回数 | 2回/日 | 0回 |
一回のチョコ停時間 | 30分/回 | 0分 |
一日の生産数 | 96,000個 (※1) | 108,000個 (※2) |
※1:油圧シリンダの場合12,000個/時間 x 8時間 (9時間-1時間(チョコ停時間))
※2:ロボシリンダの場合12,000個/時間 x 9時間 (チョコ停無し)
CT効果:生産数
96,000個 ⇒ 108,000個 12%の生産性向上
関連商品情報
- コントローラ
- PCON-C
- アクチュエータ
- RCP2W-RA6C