
高速直交型ロボットCT4の製品情報
高速直交型ロボットCT4の特長
特長1ピック&ロータリ仕様を追加
優れた高速性能で評判のCT4シリーズに把持回転機構を設けたピック&ロータリ仕様が追加となりました。
軽量物高速搬送に特化した把持回転機構により、これまで
エア吸着が難しかった材質や形状の部品にも対応し、より多彩な用途でお使いいただけます。
[ピック&ロータリ仕様の特長]
- ●把持回転一体化ユニット
把持と回転の軸を一本にすることで、装置を小型・計量化でき、高速化が可能になりました。 - ●独自の把持機構
把持する際はバネで、解放する際は、ソレノイドを駆動して行います。 - ●把持機構と旋回機構のフローティング(特許出願中)
回転時に把持機構の配線がねじれないため、ケーブル断線を防ぐことができます。
特長2回転軸付仕様もご用意
垂直軸先端に、超小型回転軸を設置したタイプが追加となりました。搬送物の向きを変えての移動、整列が可能となり、仕様用途がさらに拡大しました。
特長3高速・高加減速度
最高速度2,500mm/s、最大加速度3.2Gの高速・高加減速により、装置のサイクルタイムを短縮します。
従来の直交ロボットと比較して標準サイクルタイム(注)を32%短縮しました。
(注)標準サイクルタイムは右図の様に上下移動25mm、水平移動200mm回転移動180度の往復動作の時間です。


特長4効率の良い動作範囲
400mm(X軸)×300mm(Y軸)の広い動作範囲を確保しました。ロボットの構造上動作範囲が円となる多関節ロボットやパラレルリンク型ロボットと比べて、四角い動作範囲は無駄なスペースがなく効率的です。

特長5剛性が高く、設置が容易
CT4はフレームの剛性が高いため、可搬質量が大きく、振動も抑えることができます。また、パラレルリンク型ロボットは、通常ワークの上部に取り付けるため専用台の設置が必要になりますが、CT4はワークの高さの面に取り付けるため設置が容易です。