熱交換器の穴サイズ確認

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装置の概要

熱交換器の穴サイズを確認する検査工程で、サイクルタイムの短縮により人件費の削減に成功した事例を紹介します。

厚さ1㎜の熱交換器用アルミ板に900個の穴が空いています。この穴サイズ(∅4㎜)とピッチが正確であることを確認します。この穴が決まった位置からずれると、後工程で穴にパイプを通す時に不具合が発生してしまいます。従来は人が一つひとつの穴に検査ゲージを通し、目視で検査をしていました。900個の穴にまっすぐゲージを通して検査するため、慎重な作業が要求されます。そのため、1台検査するのに45分かかっていました。

この検査工程を卓上型ロボットに換えたところ、作業者はボタンを押した後に、他の作業ができるようになりました。一日に必要な生産数20台を作るのにかかる人件費が27,000円から3,060円になり、年間の人件費を574万円削減できました。

- 人手による作業 卓上型ロボットでの作業
サイクルタイム 45分 20分
作業者拘束時間 45分/台 x 20台/日 = 900分 5分/台 x 20台/日 = 100分
一日の人件費 27,000円(※1) 3,060円(※2)
年間人件費 648万円(240日) 73.4万円(240日)
設備投資額 50万円

※1 人手による作業の場合:15h(900分) x 1,800円/時(人件費)=27,000円
※2 卓上型ロボットでの作業の場合:1.7h(100分) x 1,800円/時(人件費)=3,060円

CT効果
一年目 524万円の費用削減
二年目以降 574万円の費用削減

関連商品情報

コントローラ
SELコントローラ内蔵
アクチュエータ
TT-A3-4040

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