ローラ研磨機での砥石摩耗量測定

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ローラ研磨機で設備稼働率アップに成功した事例を紹介します。

この装置は金属ローラ表面を研磨する装置です。金属ローラを砥石で研磨するたびに砥石が摩耗する為、摩耗量を測定して砥石がローラに当たる位置を毎回調整しています。

従来はこの測定を位置検出器がついたエアシリンダロッドタイプで行っていました。エアシリンダのロッドの送り速度を上げると砥石に傷がついてしまうため、速度を落として使用していました。また、エアシリンダではロッドの先端が垂れ下がってしまうため測定値が安定しませんでした。

このエアシリンダをRCP4に換え、ロッドの先端を砥石に当たる直前まで高速移動させ、そこからゆっくり砥石に当てることにより、サイクルタイムを短縮することができるとともに、砥石を傷つけることが無くなりました。

RCP4は本体にガイドを内蔵していますので、ロッドが垂れ下がること無く、正確な測定ができます。エアシリンダでは測定に10秒かかっていましたが、RCP4では6秒になり4秒短縮できました。その結果、サイクルタイムが40秒から36秒になり、稼働率が10%アップしました。

  エアシリンダ RCP4
測定時間 10秒 6秒
サイクルタイム 40秒 36秒


CT効果:稼働率10%アップ

関連商品情報

コントローラ
PCON-CA
アクチュエータ
RCP4-RA6C

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