食器皿に模様等を印刷する工程でのアプリケーション事例です。
従来は人が印刷機への投入と取出しを行っていましたが、人件費削減とサイクルタイム短縮のためエアシリンダで自動化することになりました。
最初は、エアシリンダをYZに組み合せて動作すると停止時の衝撃によりワークが吸着パッドから外れてしまい、動作速度が上がりませんでした。
そこで電動シリンダを検討していただくことになりました。Y軸をナット回転型アクチュエータNSにして、2つのスライダにZ軸としてRCP4-SA5Cを組み合わせました。NSは同軸上で複数のスライダが独立的な動きをするので、スライダ動作領域で衝突することなく動作します。加減速度を速くしても、衝撃無く停止しサイクルタイムを短縮することができました。
電動化によるCT効果(サイクルタイム短縮・チョコ停削減)
エアシリンダを使った設備 | 電動アクチュエータを使った設備 | ||
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サイクルタイム | 4.25sec | 3.6sec | |
稼働率、生産数、 作業員数、不良率、 設備費などの変化
電動化による 生産効率改善内容 |
■一日あたりの生産数:25,200秒(7時間) ・ACの場合→25,200秒/4.25秒=約6,000ヶ ・NS+RCの場合→25,200秒/3.6秒=約7,000ヶ ■一日あたりの必要生産数:約60,000ヶ ・ACの場合は10装置が必要になります。 ・NS+RCの場合は8.5装置≒9装置で対応可能です。 ■人件費 ・自動化に伴い、 これまで10人(1装置/1人)→5人(2装置/1人)となる見込み。 ・人件費が年間4百万円/人とし、 4百万円×5人=2千万円の削減を見込む。
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関連商品情報
- コントローラ
- PCON×2, XSEL×1
- アクチュエータ
- RCP4-SA5C×2, NS-MXMM