金属部品化時のワークのクランプ装置を導入。
用途
自動車の金属部品を加工する際のクランプ装置。
最初の荒削り時は強く押さえる必要があり30Nで押さえているが、荒削り後のファイン加工時はワークの変形を防ぐため押し付け力を落としている。
使用しているロボシリンダの機能
解説
- エアシリンダの場合
-
エアシリンダでは残圧のため押し付け力を30Nから10Nに変更するのに15秒かかり、その間は加工ができない。
- 加工時間
- (荒削り:13秒)+(圧力変更:15秒)+(ファイン加工:13秒)+(取付け・取外し:8秒)=49秒
- 生産数量
- タクトタイム49秒=73個/H(3,600秒)=1,763個/日(24H)=52,890個/月(30日)
- ロボシリンダの場合
-
ロボシリンダではポジションNo.の変更で直ちに押し付け力の変更が可能。
- 加工時間
- (荒削り:13秒)+(ファイン加工:13秒)+(取付け・取外し:8秒)=34秒
- 生産数量
- タクトタイム34秒=105個/H(3,600秒)=2,520個/日(24H)=75,600個/月(30月)
スライダタイプ: ERC3-SA5C/SA7C
ロッドタイプ: ERC3-RA4C/RA6C
下表のように異なる押し付け力を設定したポジションNo.を切り替えることで、押し付け力の変更ができます。
ポジション No. |
位置 mm |
速度 mm/s |
加速度 G |
押し付け力 % |
押し付け幅 mm |
---|---|---|---|---|---|
1 | 100 | 200 | 0.3 | 30 | 10 |
2 | 100 | 200 | 0.3 | 70 | 10 |
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