生産効率 30%アップ

部品供給装置の水平搬送部にロボシリンダを使用。

業界
  • 製造業一般
テーマ
  • 生産性の向上

用途

計測機器の組み立て機への部品供給装置のピック・アンド・プレース機構の水平搬送部にロボシリンダを使用。

使用しているロボシリンダの機能

  • ゾーン出力
  • 速度・加減速度設定機能
  • 一時停止

解説

エアシリンダの場合
  • 水平シリンダはロッドレスタイプを使用。
  • オートスイッチ1~オートスイッチ2は高速で動きオートスイッチ2~オートスイッチ3は電磁弁を切り替えて低速で動作させる。(2段速度制御)
  • ワーク検出センサがONしたら、水平シリンダを停止させ、昇降シリンダを下降させワークを吸着する。
  • エアシリンダはセンサ検知による停止のため水平シリンダの停止位置がばらつき、吸着ミスが頻繁に発生していた。
ロボシリンダの場合
  • ワーク検出センサがONしたら、一時停止機能で停止させ、昇降シリンダを下降させワークを吸着する。
  • ロボシリンダは速度制御が容易で停止位置の精度が良いため、吸着ミスはほとんど発生しなくなった。

エアシリンダの場合、吸着ミスにより、再度水平移動→センサでワーク検出→ピックアップという再動作が必要で作業効率が悪かったが、ロボシリンダは吸着ミスがほとんど無いため作業効率が上がり、約30%処理能力が向上した。

また、ロボシリンダのゾーン信号を使うことにより、コンベア上にヘッドが来ている時は、周辺機器が動作しないように確実にインターロックをかけることができるようになった。
(エアシリンダの場合オートスイッチで確認していたが信頼性に問題があった)

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