樹脂ブロックの整列を行う装置で、ロボシリンダをご採用いただきました。こちらの会社では、住宅の床などに使うデザインプレートを、複数の樹脂ブロックを貼り合わせて製作してます。
この装置で、以前はエアシリンダを使っていましたが、エアシリンダをロボシリンダに変更したことで、サイクルタイムアップとチョコ停削減が実現しました。
■エアシリンダ使用時
エアシリンダ停止時の衝撃で整列した樹脂ブロックが乱れてしまうため、動作速度を落として運転をしていました。それでも速度の変動により整列が乱れてしまい1日10回ほどチョコ停が発生していました。チョコ停からの復旧に樹脂ブロックの並べ直しなどで、約1分かかっていました。
■ロボシリンダに変更後
エアシリンダをロボシリンダに置き換え、加減速度と押付け力を調整することで、停止時の衝撃が無くなり動作速度を上げることが出来ました。また、チョコ停もなくなりました。
エアシリンダを使った設備 | ロボシリンダを使った設備 | |
---|---|---|
サイクルタイム | 10秒 | 9秒 |
1日のチョコ停回数 | 10回/日 | 0回 |
1回のチョコ停時間 | 1分/回 | 0分 |
1日のチョコ停時間 | 10分 | 0分 |
1日の設備実稼働時間(分) (工場7時間操業) |
410分 420分(7時間)-10分 |
420分 (7時間) |
1日の生産数 | 2,460個 ※1 | 2,800個 ※2 |
※2 ロボシリンダの場合 25,200秒(420分)÷ 9秒=2,800個
CT効果:1日の生産数
2,460個 ⇒ 2,800個 14%の生産性向上
関連商品情報
- コントローラ
- ACON,ASEP,MSEP,SCON
- アクチュエータ
- RCA2-TWA4NA
RCS2-TWA5N