金属ピンの圧入装置

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樹脂リングに金属ピンを圧入する工程で、サイクルタイムの短縮とチョコ停の削減に成功した事例を紹介します。

従来はエアシリンダを使用していましたが、ピンをゆっくり一定の力で圧入しなければならないため、速度調整に苦労していました。ピンが勢いよく圧入されて樹脂リングが破損するチョコ停が、1時間に7回も発生していました。

このエアシリンダをロボシリンダに置き換えたことで、一定の速度で圧入できるようになり、エアシリンダのような調整が要らなくなりました。樹脂リングの破損が無くなりサイクルタイムも短縮されました。

ロボシリンダは圧入開始位置まで高速で移動し、そこから設定した押し付け圧(最大300kg)でゆっくり圧入することが可能です。速く、正確に、安定した圧入が出来るようになり、チョコ停も無くなりました。その結果、一日の生産数が791個から1,008個に増えました。(一日7時間稼働)

  エアシリンダを使った設備 電動シリンダを使った設備
サイクルタイム 30秒 25秒
チョコ停回数 7回/時間 0回
一回のチョコ停時間 約30秒/回 0分
一日のチョコ停時間 24.5分(1,470秒) 0分
一日の生産個数 791個 ※1 1,008個 ※2

※1 エアシリンダの場合(25,200秒(7時間)−1,470秒(チョコ停時間))÷30秒(サイクルタイム)=791個
※2 ロボシリンダの場合 25,200秒(7時間)÷25秒(サイクルタイム)=1,008個

CT効果:生産数791個⇒1,008個
27.4%の生産効率アップ

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コントローラ
PCON-CFA
アクチュエータ
RCP2-RA10C

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