EC-GRST7

(注) 上写真はモーター左折返し仕様(ML)です。

メインスペック

項目 内容
減速比 M L
リード ボールねじリード(mm) 4 4
プーリー減速比 1.00 1.50
把持動作 最大把持力(N)(両側) 1094 1641
把持動作時の速度(mm/s)(片側) 20 20
アプローチ動作 最高速度(mm/s)(片側) 175 117
最低速度(mm/s)(片側) 10 10
定格加減速度(G)(片側) 0.3 0.3
最高加減速度(G)(片側) 1 1
ブレーキ ブレーキ仕様 無励磁作動電磁ブレーキ
ブレーキ保持力(N)(両側) 785 1178
ストローク 最小ストローク(mm)(片側) 105 105
最大ストローク(mm)(片側) 130 130

項目 内容
駆動方式 左右ボールねじ φ12mm 転造C10
繰返し位置決め精度 ±0.02mm
ロストモーション -(2点間位置決め機能のため、表記できません。)
バックラッシ(片側) 0.03mm以下
ベース 専用アルミ押出材(A6063SS-T5相当) 黒色アルマイト処理
リニアガイド 直動無限循環型
静的許容モーメント Ma : 79.7 N・m
Mb : 114.0 N・m
Mc : 157.0 N・m
垂直方向許容荷重(注6) 2330N
使用周囲温度・湿度 0~40℃、85%RH以下(結露なきこと)
保護等級 IP20
耐振動・耐衝撃 4.9m/s2
海外対応規格 CEマーク、RoHS指令
モーター種類 パルスモーター(□56) (電源容量:最大4.2A)
エンコーダー種類 インクリメンタル/バッテリーレスアブソリュート
エンコーダーパルス数 800 pulse/rev
納期 ホームページ[納期照会]に記載

(注6) 上記値を超える負荷で使用した場合、寿命低下、破損の原因となります。

スライドタイプモーメント方向

適応コントローラー

(注) ECシリーズはコントローラー内蔵です。内蔵コントローラーの詳細は、2-769ページをご確認ください。

海外規格

選定上の注意

(1)「メインスペック」の開閉最高速度は片側の動作速度を表します。相対動作速度は2倍の値となります。
(2)「メインスペック」の最大把持力は、把持点距離0、オーバーハング距離0の場合の両フィンガー把持力の合計値です。実際に搬送出来るワーク質量は、「把持点距離の確認」をご参照ください。
(3)ワークを把持する際は必ず押付け動作をご使用ください。
(4)使用周囲温度によって、デューティー比の制限が必要です。詳細は1-326ページをご参照ください。
(5)取付け姿勢によっては注意が必要です。詳細は1-307ページをご確認ください。
(6)本機種はセルフロック機構がありません。ブレーキ機構が必要な場合はブレーキオプションを選択してください。自動サーボOFF機能を用いることで、電源遮断後、ブレーキ作動まで把持力を維持することができます。(ただし、ワークを落とさないことを保証するものではありません。)
(7)コントローラーの「省電力設定」は無効のみです。

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寸法図

ST:ストローク

M.E.:メカニカルエンド

S.E.:ストロークエンド

※1 原点復帰を行った場合は両スライダーがM.E.まで移動しますので周囲物との干渉にご注意ください。

※2 両スライダーは同時に反対方向に移動します。

(注) 標準は開側が原点となります。原点を閉側にする場合はオプション(型式:NM)をご指定ください。

(注) 四角ナットにはナットホルダー(6個)が付属されます。

(注) 下図はモーター左折返し仕様(ML)の場合です。

ストローク別寸法

ストローク 210 260
L 565.5 615.5
A 542.5 592.5
B 495 545
J 250 275
K 200 225

ストローク別質量

ストローク 210 260
質量(kg) GRST7M ブレーキ無し 6.5 6.7
ブレーキ有り 6.7 6.9
GRST7L ブレーキ無し 6.5 6.7
ブレーキ有り 6.7 6.9

把持点距離の確認

フィンガー(爪)取付け面から把持ポイントまでの距離(L、H)をグラフの範囲内となるようにご使用ください。

(注) 制限範囲を超えた場合はフィンガー摺動部および内部メカに過大なモーメントが作用して、寿命に悪影響を及ぼす原因となります。

把持力

■把持力と電流制限値の相関図

(注) 把持点距離(L、H)を0とした場合の、両フィンガーの合計値です。

(注) 目安の数字です。0~60%程度のばらつきがあります。特に推奨領域(グラフ着色域)外の電流制限値を設定した場合、ばらつきの可能性が高くなります。

(注) 把持(押付け)を行う場合は、速度が20mm/sとなります。アプローチ速度が20mm/s 以下の場合、アプローチ速度のまま把持を⾏います。

■把持点距離と把持力の目安

(注) 最大把持力を100%とした時の張出し位置による把持力を示しています。使用するフィンガーアタッチメントの剛性により結果が異なる可能性があります。