日常的なお手入れについて

アイエイアイ製品の日常的なお手入れについて、代表的な機種を例にして紹介いたします。 点検時期、清掃方法、保守方法の目安としてお役立てください。

日常的なお手入れは、トラブル、故障の予防にもつながりますので、定期的な実施をお奨めいたします。

はじめに

ステンレスシートは、スライダタイプのアクチュエータを構成している部品の一つです。スライダが移動するための本体のスリット部分に装着されていて、内部のボールねじ部分への異物混入を防ぎます。

ステンレスシートの装着により、機密性が高い構造になるため、バキュームを行い内部を負圧にする事で内部からの発塵を抑えられる事から、クリーンルーム内での使用が可能になります。

ステンレスシートは、表面の汚れを清掃する事で、磨耗の要因になる塵埃の類を除去する効果があります。定期的にお手入れを行う事で磨耗が原因になって発生する亀裂、断裂等を未然に防止する事ができます。
また同時に、たるみや傷を発見する事ができますので、張り具合の調整や、交換要否確認の目安にもなります。

ステンレスシートお手入れの目安は次の通りです。
項目 実施の目安
目視チェック 適宜
清掃 適宜
交換 走行距離: 5,000km

ステンレスシートのお手入れ項目

破損状況の確認

ステンレスシートの汚れ、破損の状況を確認してください。

表面が汚れている場合

表面が汚れている場合は柔らかい布等で汚れを拭いてください。(必要に応じて中性洗剤またはアルコールを併用してください。)

たるみが発生している場合

たるみが発生している場合は張り具合の調整を行ってください。
詳細はご使用のアクチュエータの取扱説明書の『保守点検』の『ステンレスシートの交換・調整』をご覧ください。

取り扱い説明書は以下よりダウンロードいただけます。なお、ご利用にはユーザー登録が必要です。
取扱説明書ダウンロードページ

深い傷、へこみ、打跡、亀裂など破談の恐れがある場合

深い傷、へこみ、打痕、亀裂等の破断の恐れがある場合はステンレスシートの交換を行ってください。
(交換は原則として製品の当社持ち込みまたは、当社サービスマンが現地での交換作業実施で対応いたします)

ご自身でステンレスシートを交換される場合

ステンレスシートをご自分で交換される場合は、取扱説明書をお読みいただき、必要な工具・部品をそろえた後に指定の手順で作業を行ってください。

詳細はご使用のアクチュエータの取扱説明書の『保守点検』の『ステンレスシートの交換・調整』をご覧ください。

取り扱い説明書は以下よりダウンロードいただけます。なお、ご利用にはユーザー登録が必要です。

取扱説明書ダウンロードページ

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問合せ

ステンレスシート装着製品

分類 シリーズ 対象型式名称
ロボシリンダ
スライダタイプ
RCP3 RCP3-SA3C~SA6C,RCP3-SA3R~SA6R
RCP2/RCP2CR RCP2-SA5C~SA7C,RCP2-SA5R~SA7R,RCP2-SS7C/R,RCP2-SS8C/R ,RCP2CR-SA5C~SA7C,RCP2CR-SS7C/SS8C,RCP2-HS8C/HS8R,RCP2CR-HS8C
RCA2 RCA2-SA3C~RCA2-SA6C,RCA2-SA3R~SA6R
RCA/RCACR RCA-SA4C~SA6C,RCA-SA4D~SA6D,RCA-SA4R~SA6R,RCA-SS4D~SS6D,RCACR-SA4C~SA6C,RCACR-SA5D/SA6D
RCS3 RCS3-SA8C,RCS3-SS8C ,RCS3P-SA8C,RCS3P-SS8C,RCS3CR-SA8C,RCS3CR-SS8C,RCS3PCR-SA8C,RCS3PCR-SS8C
RCS2/RCS2CR RCS2-SA4C~SA7C,RCS2-SA4D~SA6D,RCS2-SA4R~SA7R,RCS2-SS7C/SS8C,RCS2-SS7R/SS8R,RCS2CR-SA4C~SA7C,RCS2CR-SA5D/SA6D,RCS2CR-SS7C/SS8C
RCL RCL-SA1L~SA6L,RCL-SM4L~SM6L
産業ロボット
スライダタイプ
IS(P)DA/IS(P)DACR ISDA,ISDACR,ISDACR-ESD,ISPDA,ISPDACR,ISPDACR-ESD
LSA LSA-L15SM,LSA-L15SS以外