エアシリンダとロボシリンダの電気代比較例を紹介いたします。
比較例は、同格のエアシリンダとロボシリンダで同等の作業を行った場合での計算結果です。
比較項目 | ロッドレスタイプエアシリンダ |
ロボシリンダ/スライダタイプ |
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仕様及び条件 | ・シリンダ内径:φ16mm ・空気圧力:0.4MPa ・エア配管内径:φ2.5mm、 |
・アクチュエータ:RCP3-SA5C ・コントローラ:PCON-C(パルスモータ用) ・ストローク:500mm |
10kgのワークを水平搬送する場合の機種で比較算出 1日稼働時間:18時間/日、年間稼働日数:240日/年、サイクルタイム:5秒/往復、 移動距離:500mm |
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年間空気消費量 | 3371.1m3/年(ANR) | ─ |
年間電力消費量 | (“圧縮空気コスト=電力料金”と仮定すると 365.2kWh/年 ) |
99.2kWh/年 |
年間電気料金 ・圧縮空気コスト (1m³(ANR)=1.3円) ・電力コスト (1kWh=12円) |
4,382円/年 | 1,191円/年 |
計算式 | 「1サイクル空気消費量」×「1日の動作回数」 × 「圧縮空気コスト」× 年間稼働日数 =0.0010838m3/回×12,960回/日× 1.3円/m3×240日/年 ≒4,382円/年 |
「1サイクル電力消費量」×「1日の動作回数」×「電力コスト」×年間稼働日数 =0.0319Wh/回×12,960回/日 × 12円/kWh×240日/年≒1,191円/年 |
結果 | 電動シリンダのランニングコストはエアシリンダに比べて約28%ほどになります。 |
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年間ランニングコスト削減金額=3,191円/年 年間CO2削減量=0.12103t/年(約72%削減) (“圧縮空気コスト=電力料金”と仮定しCO2排出係数を0.000455 t-CO2/kWhで算出) |
比較項目 | ロッドタイプエアシリンダ |
ロボシリンダ/ロッドタイプ
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仕様及び条件 | ・シリンダ内径:φ32mm ・空気圧力:0.4MPa ・エア配管内径:φ2.5mm、 |
・アクチュエータ:RCP2-RA6C ・コントローラ:PCON-C(パルスモータ用) ・ストローク:100mm |
20kgのワークを水平搬送(ガイド併用)する場合の機種で比較算出 1日稼働時間:18時間/日、年間稼働日数:240日/年、サイクルタイム:5秒/往復、 移動距離:100mm |
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年間空気消費量 | 2433.1m3/年(ANR) | ─ |
年間電力消費量 | (“圧縮空気コスト=電力料金”と仮定すると 263.5kWh/年 ) |
103.3kWh/年 |
年間電気料金 ・圧縮空気コスト (1m³(ANR)=1.3円) ・電力コスト (1kWh=12円) |
3,163円/年 | 1,239円/年 |
計算式 | 「1サイクル空気消費量」×「1日の動作回数」 × 「圧縮空気コスト」× 年間稼働日数 =0.0007823m3/回×12,960回/日× 1.3円/m3×240日/年 ≒3,163円/年 |
「1サイクル電力消費量」×「1日の動作回数」×「電力コスト」×年間稼働日数 =0.0332Wh/回×12,960回/日 × 12円/kWh×240日/年≒1,239円/年 |
結果 | 電動シリンダのランニングコストはエアシリンダに比べて約40%ほどになります。 |
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年間ランニングコスト削減金額=1,924円/年 年間CO2削減量=0.072891t/年(約60%削減) (“圧縮空気コスト=電力料金”と仮定しCO2排出係数を0.000455 t-CO2/kWhで算出) |