ある工場の調査例から、エアシリンダが消費している電気量の割合を説明いたします。
エネルギーの使用割合は電力が圧倒的に多く、そのうち空気圧縮機は全体の16%を占めています。(電力に占める割合は20%)
また圧縮空気の使用割合は、エアーブローが50%で最も多く、エアシリンダが35%、漏れが15%となっています。
この場合工場の消費電力のうちエアシリンダが占める割合は20%×35%=7%。
一般的に製造業の場合圧縮空気の電力は工場全体の電力の10〜30%を占めエアシリンダは圧縮空気の約20〜50%を占めています。
つまり、エアシリンダは工場全体の電力の数%〜十数%を消費していることになります。