車載用センサのコネクタ圧入と導通検査を行う半自動機において、従来エアシリンダが使われていましたが、ロボシリンダを使った装置に置き換えを行っていただきました。
下記工程にロボシリンダをご採用いただきました。
今回の設備の電動化により、サイクルタイムが36%向上し、3年間で2,363万円のコストダウンを行うことができました。
今回の電動化による導入効果
1.設備の電動化による生産効率の向上
センサ設置台の移動速度向上 | サイクルタイム:4.5秒 ⇒ 2.7秒 |
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圧入時間の短縮 | サイクルタイム:5秒 ⇒3秒 |
段取り替え時間の短縮 | 1日150秒 ⇒ 0秒 |
2.生産効率向上による効果
年間生産数の向上 | 約17万個増産 |
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設備台数、人件費の削減 (3年間) |
ライン数:3ライン ⇒ 2ライン 1ライン減る事により設備費(400万円)・人件費(1,950万円)の削減 |
装置の品種対応能力の向上 | 150%向上 |
3.設備の電動化による省エネ効果
- 製品一個あたりの消費電力、CO2排出量が約75%削減
- 電気代13万円の削減(3年間)
3年間で合計:設備費(400万円)+人件費(1,950万円)+電気代(13万円)⇒2,363万円のコスト削減となりました。