使用しているロボシリンダの機能
鉄パイプの内側を研磨する装置にロボシリンダが採用されました。
従来エアシリンダが使用されていましたが、エアシリンダの場合、ブラシがワークにぶつかる可能性があるため、あまり速度を上げられませんでしたが、ロボシリンダの場合、ブラシがワークに入る所はスピードを下げ、それ以外の所は高速で移動させる事が可能となり、サイクルタイムが大幅に短縮しました。
この結果、下表のように初年度120万円のコストダウンを行うことができました。
また、ロボシリンダを使った装置では、2往復させる事が可能となり、品質も向上しました。
条件
生産数 | 作業員数 | 作業員のチャージ | 年間稼働日数 |
---|---|---|---|
2,000本/日 | 1.0人 | 3,250円/時 | 250日 |
装置比較
エアシリンダを使った装置 | ロボシリンダを使った設備 | ロボシリンダを使うと | |
---|---|---|---|
サイクル タイム |
15秒(1往復) | 12秒(2往復) | 3秒短縮 |
作業 時間 |
2,000本×15秒=30,000秒 30,000秒÷3,600=8.3時間 |
2,000本×12秒=24,000秒 24,000秒÷3,600=6.7時間 |
1.6時間短縮 |
作業 コスト |
8.3時間×3,250円/時 =26,975円/日 |
6.7時間×3,250円/時 =21,775円/日 |
コストダウン:5,200円/日 5,200円×250日=130万円/年 |
装置 費用 |
100万円 | 110万円 | 10万円アップ |
合計 | − | − | 初年度:120万円コストダウン 2年目から:130万円コストダウン |